吉田 薫の「Management & Golf」

クラチャン獲得!

吉田薫の「Management & Golf」
仕事(マネジメント)を通じてゴルフを知る、ゴルフを通じてマネジメントを知る。
マネジメントとゴルフに共通するテーマを考察し、双方のレベルアップを目指したコラムです。

クラチャン獲得!

今年7月からメンバーになった「富士OGMエクセレントクラブ」のクラブチャンピオンを獲得しました。当クラブでは4コース(一志温泉コース、御嵩花トピアコース、伊勢二見コース、伊勢大鷲コース)を各1ラウンドの合計ストロークで決まります。7月からメンバーになったばかりでコースをほとんど知りません(伊勢二見は初ラウンド)し、春先にマラソンで膝を故障し、ラウンド数は9月末時点で13ラウンド。高校生2人との優勝争いでしたが、この先に何度もチャンスのある若者がオジサンに花を持たせてくれたのかなという感じです。
とはいえ、クラチャンに向けて取り組んだ次の3つが功を奏したと考えています。(ライバルにはあまり知られたくないのですが公表します。)

1.早くから準備したこと
暑いときの練習は苦痛でしたが、今年は8月から準備をしました。自分のスイングをスマートホンに撮ると、トップ位置での体の捻転が浅い、フォロースル―で上体が前(飛球線)につっこむ、などに気付きました。自分では「こうしているはず」が、実際はずいぶんとスイングが退化しており、「直してはスマホでチェック」を繰り返しました。

2.本番を見越して練習したこと
練習場では漫然と球を打つのではなく、本番をイメージして練習しました。例えば「10球連続で(練習場の)150Y のグリーンにのせる」、「3球連続で200Yのグリーンにのせる」、「10球連続で250Yのボードをキャリーで超える」などです。こうすることで、ここ一番時の訓練ができました。

3. ラウンド中のマネジメントをシンプルにしたこと
あれやこれやと考えるとゴルフが複雑になり、かえって上手くいきません。今回のマネジメントは「絶対にOBを打たない」ことのみとしました。OBでなければ他のミスは全て許容するということです。ただし「**しない」では消極的なので、「フェアウェイから打つ」ことに集中することとしました。

仕事においても、これら3つはあてはまると考えます。十分に準備をすることの重要性は言うまでもありませんが、何かと理由を付けて準備不足の言い訳をしたことは無いでしょうか。失敗の原因を準備不足としてももう遅いのです。皆さんの会社の研修は実務を見越した訓練になっていますか。研修に参加することが目的となって実務に活かされていないことが大変多いように思います。また、私は事業継続管理(BCP)のコンサルティングもおこなっていますが、BCPで重要なのは「何かあったら計画通りに行動できるように訓練しておくこと」なのです。頭でわかっていてもいざというときに成果をだせなければ意味がありません。企業の戦略や課題解決に「あれもこれも」では本当にやらなければならないことがぼやけてしまいます。部下に「あれもこれも」と指示してもなかなか全ては達成できないでしょう。やるべきことを選択し集中する、「Simple is Best!」ですね。

【プロフィール】
吉田 薫(よしだ かおる)(1966年10月27日生まれ)

一般社団法人中部産業連盟 コンサルティング事業部 主任コンサルタント
業務・品質改善、リスクマネジメント(コンプライアンス、内部統制、事業継続管理(BCP)、情報セキュリティ 他)、CSR、経営戦略、ISO、組織活性化、海外販路開拓などに関するコンサルティングや研修を実施中
名古屋大学在籍時には体育会ゴルフ部主将
富士OGMエクセレントクラブ伊勢大鷲コース所属 ハンディキャップ1
クラブチャンピオン5回獲得(伊勢大鷲1回、双鈴ゴルフクラブ4回)
お問合せやご意見は yoshida.kaoru@chusanren.or.jp