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太平洋クラブ再建でアコーディア撤退
太平洋クラブと子会社6社の民事再生法の適用を受け、スポンサーとして、アコーディア・ゴルフグループと契約を結び、再建計画の検討し、今年の6月か7月頃に再建計画案の賛否を債権者に問うと予定であったが、その計画は崩れた。
太平洋クラブの会員で組織した「太平洋クラブ会員の権利を守る会」は、アコーディアをスポンサーとしたクラブの再生計画案に反対し、更生計画手続きを移行する考えで、「守る会」は推進する意向を固めている。「守る会」によると、有力なスポンサー候補があるということで、有力企業資産家からも前向きに検討という意向が明らかになっている。
また、リゾートトラスト、随緑グループなど有力ゴルフ場などの名前も上がっているという。こうした状況から「守る会」は本当に立候補するかどうか意向を調べることにしている。ともかく「太平洋クラブ会員の権利を守る会」の組織は、現在7千人~8千人とも言われており、これらの会員がアコーディアの再建に反対したと言うことで、アコーディアは撤退を余儀なくされたとみられている。さらに、この守る会とは別に、同じように太平洋会員で組織する「太平洋クラブ被害者の会」が発足してることが明らかになった。
「被害者の会」は基本方針として、会員の自主運営、全コースを統合して一体運営をめざして再建をはかろうというもので、計画を着々と進めていると言うことだ。ともかく、太平洋クラブの再建について、アコーデイアは撤退、「守る会」「被害者の会」ともに、再建のための再スタートということになる。